応用情報技術者試験 令和5年秋期 問51
PMBOKガイド第7版によれば,プロジェクト・スコープ記述書に記述する項目はどれか。
ア:WBS イ:コスト見積額
出典 IPA公開[過去問題]:https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/ps6vr70000010d6y-att/2023r05a_ap_am_qs.pdf
ウ:ステークホルダー分類 エ:プロジェクトからの除外事項
プロジェクト・スコープ記述書とは
プロジェクトには非常に多くの作業があり、多くの人が携わることがあります。
その中で「○○の作業は誰が行うのか」「他社からシステム開発の一部分を請け負ったが、自分たちはどこまでを担当し、その結果どういったものを作ればいいのか」などをスコープ記述書に明記します。
日常生活ではまず使わない単語なので、理解するのが難しいかもしれませんが、とりあえず「スコープ」とは「作業範囲」という風に認識してもらえば大丈夫です。
WBS( Work Breakdown Structure )とは
プロジェクトで行う作業を可能な限り、細分化したものです。
例えば漠然と「システムを作る」という作業があったとしても、その中には「システムの要件定義を行う」「プログラム言語を決める」「〇〇の機能を作る」「運用テストを行う」・・など非常に多くの作業があります。WBSを作ることで、どんな作業があるのか、誰がその作業を行うのか、その作業には何日(何時間)かかるのか、などを明確にし、アローダイアグラムやガントチャートを作成します。
正解は、「エ:プロジェクトからの除外事項」となります。