応用情報技術者試験 令和5年秋期 問22
図の論理回路において,S=1,R=1,X=0,Y=1のとき,Sを一旦0にした後,再び1に戻した。この操作を行った後のX,Yの値はどれか。
ア:X=0,Y=0 イ:X=0,Y=1
出典 IPA公開[過去問題]:https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/ps6vr70000010d6y-att/2023r05a_ap_am_qs.pdf
ウ:X=1,Y=0 エ:X=1,Y=1
この問題のような回路を「フリップフロップ回路」といい、SRAMに使われている回路です。
この問題は一旦、S=1,R=1,X=0,Y=1をセットします。
次にSを0にした際の処理を行います。
①上側のAND回路にはS=0・Y=1が入るので、「0」が出力され、次のNOT回路で「1」が出力されるのでS=1となります。
①ー1
①ー2
②下側のAND回路にはX=1・R=1が入るので、「1」が出力され、次のNOT回路で「0」が出力されるのでY=1となります。
②ー1
②ー2
③ここまでで「1更新」となります。
④次にSを1に戻してもう一度X・Yを更新します。
④ー1
④ー2
④ー3
④ー4
⑤ここで終了となります。結果、X=1・Y=0で確定となりますので、正解は「ウ」となります。
この問題は別パターンがなく、このパターン1つしかないので、答えで覚えてしまってもいいかと思います。
※過去出題経歴:令和3年春期 問25