[第42回]国家試験解説[AP令和5年春]

応用情報技術者試験 令和5年春期 問61

情報化投資計画において,投資価値の評価指標であるROIを説明したものはどれか。

ア:売上増やコスト削減などによって創出された利益額を投資額で割ったもの

イ:売上高投資金額比,従業員当たりの投資金額などを他社と比較したもの

ウ:現金流入の現在価値から,現金流出の現在価値を差し引いたもの

エ:プロジェクトを実施しない場合の,市場での競争力を表したもの

出典 IPA公開[過去問題]:https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/ps6vr70000010d6y-att/2023r05h_ap_am_qs.pdf

ROI(Return On Investment:投資利益率)とは

投資額に対してどれだけ利益を上げたかを示す指標です。数値が高ければ高いほど効率良く投資ができていると判断できます。

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験では「ROI」が頻繁に出題されます。ROIに必要な「投資額」・「利益額」の2つの単語を押させておけばだいたいは大丈夫です。しかし、稀に似た「ROE」が出題されたケースもあります。

ROE(Return on Equity:自己資本利益率)とは

株主が出資したお金(資本)を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したものです。基本的に、ROEが高いほど資本を上手く使って、効率良く稼いでいる会社だと判断できます。

正解は、「ア:売上増やコスト削減などによって創出された利益額を投資額で割ったもの」です。

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