[第56回]国家試験解説[AP令和4年秋]

応用情報技術者試験 令和4年秋期 問25

H.264/MPEG-4 AVCに関する記述はどれか。

ア:インターネットで動画や音声データのストリーミング配信を制御するための通信方

イ:テレビ会議やテレビ電話で双方向のビデオ配信を制御するための通信方式

ウ:テレビの電子番組案内で使用される番組内容のメタデータを記述する方式

エ:ワンセグやインターネットで用いられる動画データの圧縮符号化方式

出典 IPA公開[過去問題]:https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/gmcbt80000008smf-att/2022r04a_ap_am_qs.pdf

H.264 / MPEG -4 AVC とは

動画の圧縮符号化方式の1つです。元々はタブレットやスマートフォンなどの低スペックの移動端末でもスムーズに再生されるようにつくられた規格です。そのため、H.264 / MPEG – 4 AVC以前に使われていたMPGE – 2より大幅にデータサイズを小さくすることができます。

正解は、「エ:ワンセグやインターネットで用いられる動画データの圧縮符号化方式」です。

※プロ向けの動画編集ソフトでは圧縮形式を「H.264 / MPEG – 4」と指定できるものもあります。動画として出力したファイルの拡張子は「.mp4」となります。

※H.264 / MPEG – 4の問題は出題パターンはかなり少ないので①「動画圧縮で使われること」、②「ワンセグやネット配信向けでスマートフォンやタブレット向けであること」さえ覚えておけば大丈夫です。