[第72回]国家試験解説[AP令和4年秋]

応用情報技術者試験 令和4年秋期 問72

構成表の製品Aを300個出荷しようとするとき,部品bの正味所要量は何個か。ここで,A,a,b,c の在庫量は在庫表のとおりとする。また,他の仕掛残,注文残,引当残などはないものとする。

ア:200  イ:600  ウ:900  エ:1500

出典 IPA公開[過去問題]:https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/gmcbt80000008smf-att/2022r04a_ap_am_qs.pdf

出荷したい製品Aは300個ですが、すでに在庫が100個あるので、必要な個数は200個です。

製品Aを200個作るための各部品数を求めます。構成表から製品Aを1個作るには、部品aが3個、部品bが2個必要です。

部品a:200個 × 3個 = 600個。しかし、部品aを作るには部品b1個と部品c2個が必要なので、部品bが600個、部品cが1200個必要となります。

部品b:200個 × 2個 = 400個。

ここまでで部品aが600個、部品bが900個、部品cが1000個必要となります。

しかし、部品a・部品b・部品cには在庫があるので、正味必要量は次のようになります。

部品a:600個ー100個=500個
※部品a1個作るのに部品bが1個、部品cが2個必要になるので部品b500個、部品c1000個が必要です。

部品b:400個+500個ー300個=600個

部品c:1000個ー400個=600個

正解は、「イ:600」です。