[第73回]国家試験解説[AP令和4年秋]

応用情報技術者試験 令和4年秋期 問75

予測手法の一つであるデルファイ法の説明はどれか。

ア:現状の指標の中に将来の動向を示す指標があることに着目して予測する。

イ:将来予測のためのモデル化した連立方程式を解いて予測する。

ウ:同時点における複数の観測データの統計比較分析によって将来を予測する。

エ:複数の専門家へのアンケートの繰返しによる回答の収束によって将来を予測する。

出典 IPA公開[過去問題]:https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/gmcbt80000008smf-att/2022r04a_ap_am_qs.pdf

デルファイ法とは

アンケート手法の1つです。

あるテーマについて専門家や有識者に対して個別に意見を出してもらい、その結果を全体に公開して再度同じテーマの質問をして意見を出してもらいます。この作業を何度か繰り返すことで意見を集約していこうとする方法です。

例えば、IoTデバイスを作っている企業がIoTデバイスのセキュリティについて考える際にIoTデバイスやセキュリティの専門家に今後IoTを狙ったサイバー攻撃とセキュリティ対策について意見を求めて、複数の専門家から出た意見を他の専門家にも公開し、再度意見を求めて、ということを繰り返すことで未来予測の意見を集約して精度をあげることが期待できます。

正解は、「エ:複数の専門家へのアンケートの繰返しによる回答の収束によって将来を予測する。」です。